かみじょう.com

4浪大学生の価値観をつづる。

自分の生きたい人生を生きる

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どうもこんにちは。
ブログを始めました!とかいう記事を出してはや半年以上、この間全く更新をしていなかったわけですが、別に忘れてたわけではありません。
心の中に渦巻く「何か書くべきか」という焦燥にも似た思いと、現実の自分の状態との相反的な葛藤が常に続いていたわけです。

ま、書くのが面倒臭かったということですねw


で、僕は今、1学期間の交換留学でフィンランドの大学に通っています。
こっちに来て4ヶ月くらい経つんですが、いい国ですよ。みんな英語喋れますし。
正直日本より雰囲気は好きなので、ホームシック皆無の快適な生活を送っています(食事以外は)。
といっても、もうすぐ日本に戻るんすけどね。


フィンランドでの生活について詳しいことは、多分書きません。サウナがすごい〜とか、湖きれい〜とか、オーロラ〜〜とか、まあそういうのは誰か他の人が書いてくれてるでしょ。
1つ言えることは、サウナでタオルとか白樺の葉っぱぐるぐる回してる人は皆無です。
週5でサウナに通ってますが、一度として見たことありませんので確かですw



さて、フィンランドに来てこの4ヶ月で僕は何を得たのでしょうか。


一般的に留学と言えば、華々しいイメージがあると思います。世界中から来た友達がいっぱい!とか、毎日クラブでパーティ!(これは偏見か?)とか、英語で毎日授業レポート!とか。そんな感じですかね。


残念ながら僕は、恐らくそれらのどれ1つとして達成していないです。
唯一英語はかろうじて毎日フラットメイトと喋るくらいには使ってますが、もはや授業がないのでレポートもクソもありませんw

世界中の友達がいっぱい!ってほど多くの留学生と関わっているわけでもないですし、僕はクラブの面白さがほぼ分からないので毎日パーティもしていません。

しかも授業がめちゃくちゃ面白くてためになったかというと、それも疑問符がつくんですよね。こういうこと言っていいのか分からないですけど、少なくとも学部生向けの授業を取った限りでは、日本にいた方がもっと色々取れたなあ、と思いました。


だからステレオタイプ的な留学の楽しみ方は全くしていないですし、むしろ最近は一人でいることがめちゃくちゃ多いくらいです。

他人から見たら何してんねんって感じかもですねw


でも、じゃあフィンランドに来たこと後悔してるの?っていうと、実は全くそうではないんですよね。


フィンランドに来る前、僕は留学の目的を自分で決めました。それは世界中からの友達を作ることでもなく、毎日パーティをすることでもなく、

「普段と全く違った環境で自分を見つめ直すこと」
でした。

そしてその目的は、ある意味で達成されつつあるんじゃないかなあと思っています。


とは言っても、そんなん実際どんなことしてるねん、って話ですよね。
具体的には本当に色々あります。


サウナに通い続けて呼吸の深さと精神面の関係性がよりはっきり分かるようになったり、ジムに通い続けて運動がどう精神に影響を及ぼすか気付いたりw(何のこっちゃって感じだと思いますが)


その辺を語りだすと長くなるので割愛しますが、結局言い換えれば、やっていたことは


「どうやったら自分の精神(モチベーションとかやる気とか前向きさとか諸々)を高いところで維持するか?」


という問いに対する答えの模索の繰り返しでした。


これは

「なんか知らんけどやる気が全然起きない……」
「日々同じ生活だけで、全然自分が成長している気がしない……」
「とりあえず人生鬱だしもうムリ死んだな(布団の上で壁に向かって体育座り)」

などなど、人によって程度の差はあれど、多分誰しもが一定悩んでいることではないでしょうか?

ちなみに僕は上の3つの状況どれも経験あります。
というか、今でももちろん色々悩んでいます。


でも留学に来るまでと今とでは、全然違う視点から物事を見ているように感じるんですよね。


ということで、シンプルに僕がこの留学で、健康な精神を保つために気付いたことをお伝えします。



「自分のやりたいことを、全力でやればいい」



これだけです。

でもこれだけだと、多分僕みたいな読者の方から

「は?当たり前では?」
「いややる気が出ないって言ってるじゃん」
「そもそも自分がやりたいこと分からないが?あ?」

みたいなツッコミが入ると思うので、ちょっと言い方を変えてみます。



「やらなければいけないことなんて、一つもない」



一応再度言っておくと、僕は4浪して大学に入っています。いわゆる「普通」とはちょっと違った人生を歩いているな、という自覚は今までもありました。そして自分が歩いている道を、自分で決めているという自負も同時にあったと思っていました。

でも、よく考えたら自分も「しなければいけない」に縛られていたんですよね。

「みんなと同じように○○を楽しまないといけない」
「みんなが××してるから、自分も××しなければいけないんじゃないか」
「普通に考えたら△△するのが当たり前だから、△△しなければダメだ」

などなど。

僕に関して言えば、「他人に合わせないといけない」という意識が(これでも)強かったように思います。
そしてそれは無意識のうちに、当たり前のように僕の中にあったんですよね。


でも、フィンランドに来て、サウナに入って、湖で泳いで、一人になって色々考えてみたんですが。
日本から遠く離れた、個人主義の考え方がすごく強いこの国で、よく考えて気付いたのは、
そんなことしなくても全然問題ないんじゃないか?ということです。


一般とは全く違う考え方を持っていても、自分がそれを大切にしてるなら、それを貫けばいいんじゃないか。


以前から思っていたことではありますが、フィンランドに来てそれを心から思えたとき、僕の人生は一段階前へ進んだように思います。


ただ、これって日本で考えたら、やらなきゃいけないことですよね。
「周りの雰囲気に合わせる」って、誰しもが少なからず意識的にも無意識的にも「やらなきゃいけない」と思うことだと思います。


更にこれ以外でも、日本ではやらなきゃいけないって言われてること、普通はいっぱいありますよね。

大学生だったら、

「大学に行かなきゃいけない」
「バイトしなきゃいけない」
「就活しなきゃいけない」

などなど。適当に挙げましたけど。

でもそれって、本当にやらなければいけないことですか?


大学に行かなきゃいけない。
フィンランドでは学部の基本修了年数は3年間ですが、4年とか5年とかで卒業する人もいっぱいいます。
聞いた中では、修士2年を含めて10年くらい大学にいるよ、っていう人もいました。
そんな人でも当たり前に就職して、当たり前に楽しく働いてたりするわけです。
時間が必要なんじゃなくて、本当に心の底から大学が合っていないなら、大学を辞める手段もあります。
大学を辞めても、全然生きていけますよ。
てか実は、大学行ってる人って日本でも50%ちょいくらいなんですよ。
実は全然当たり前のことじゃなかったりするわけです。
僕の友達も高卒とかふつーにいますが、それでも働いて暮らしてます(僕の場合も高卒後、大学入るまで生きていけました)。


バイトしなきゃいけない。
奨学金っていう手があります(僕は満額借りてます。バイトもしてますがw)。
もしくは、お願いできるならお父さんお母さんのスネに思いっきり齧りつくっていう手段もあります(僕も本当に必要なときにはします)。
あるいは、もやしと納豆だけ食いまくるような赤貧洗うが如しな生活をしてみてもいいわけですし、なんやこのメンツは行きたないな〜っていう鳥三郎飲み会をキャンセルしてみてもいいわけです。
今あなたにとって本当に必要な手段があるなら、躊躇うことなく取ってみていいんじゃないですか。


就活しなきゃいけない。
しなくても生きていけます。
派遣のお仕事とか、1日で1万くらいもらえるんで毎日やれば大卒初任給よりも稼げちゃったりします。
てか僕は普通の就活したくありませんので、多分しません。せずに済むように頑張ります。
もう本当に仕事がしたくなくて、何もしたくないんだったら、生活保護ニートになるという手段もあります。大丈夫です。そこは基本的人権なので、日本は一応保障してくれます。(充分じゃない気もしますが、生きてはいけるので、とりあえずそれはおいといて)
本当に仕事がしたくなくて、本気でニートがしたかったら、誰の声も気にせずにして下さい。
誰が批判しようが、「生活保護ニートになるわー!」って心の底から言える人はめちゃくちゃチョケててオモロイ(いい意味で)ので少なくとも僕は死ぬほど応援しますし、その人のために納税頑張りますw


こんなふうに、「やらなきゃいけない」って言われてることでも、実はやらなくてもいい道って滅茶苦茶いっぱいあるんですよね。
なんならご飯を食べなくても、人間一ヶ月くらい生きれるわけです。お腹すくけど。

でもそれ極めたら、ご飯食べなくても生きれる人になります(ブレサリアンってワードでぐぐってみるといっぱい出てくる)。
一般的に言ったら「は?飯食わない?あり得ないだろ?光合成?」となりますが、裏を返せばご飯食べることですら「やらなきゃいけないこと」ではないんですよね(これは少しばかり鍛錬と靱やかな精神が必要になるかもしれませんがw)


ということで、

「やらなければいけないことなんて、一つもない」

の意味、なんとなく分かってもらえたでしょうか。


とはいえ、これを読んでくれてる大半の人(?)は、上のようなルートの人生は歩まないと思います。
実際僕も今は日本食をむちゃくちゃ欲している状態ですから、飯を食わないブレサリアンルートは今回の人生においては今のところ考えていないわけでw

あとは「僕は『他人に合わせる必要ない』から人と関わりません気にしません、はいバイビーw」ってするかって言うと、別にそういうわけでもないんですよ。
僕だってもちろん、今いる友達は僕なりに大切にしたいです。多分ほとんどの皆さんだってそうだと思います。


でも、その大前提として、
「やらなければいけないことなんて、一つもない」
っていう気持ちを持っておくのって、すごく重要なことだと思うんですよね。


自分が今までやらなきゃいけないと思ってたことって、もし本当に必要なかったら実は捨ててもいいことなんだ
って思えるのが一つ。


そしてそれをちゃんと理解できたら、
自分が今やってることは「(嫌々でも)(しんどくても)自分がやると決めた」か「自分がやりたいと思った」ことなんだ
って思えるのがもう一つ。


そうでしょ?


別に誰かに与えられたからとか、やらなきゃいけないからっていう理由でやっているんじゃなくて、自分がその選択をしたから今の人生を生きてる。


そう思った瞬間に、自分の人生が少し明るくなった気がしませんか?

少なくとも僕は、それに気付いたときから、前の自分よりちょっと楽に、前向きに生きれているような気がしています(おしとやかな表現w)


これは多分、僕が日本にいたら、すぐには気付けなかったことでしょう。
なのでそれに気付くきっかけを与えてくれた交換留学には僕なりに感謝しています。
ありがとうフィランド。あとRentukkaにあるサウナ。あとジム。あとジブリ作品。


ということで、まあここで今回のブログのタイトルに繋がりますよね。



自分の生きたい人生を生きる。



当たり前のようで、日本ではまだまだ当たり前じゃない気がします。
そして、それにすら気付けないっていうのが、一番怖いことじゃないでしょうか。

なんで、

今めっちゃ頑張ってる人も、
別に全然頑張れてない人も、
鬱で死ぬほど辛い思いしてるような人でも、
躁で死ぬほどハッピーな人でも、
(割と全然頑張れてない人の部類に入る)僕でも、


やらなきゃいけないことなんてないんですよ。


みんな、誰にでも自分の生きたい人生を生きる権利があるわけです。


その上で、自分のやりたいことに全力を出せてたり、友達のことを思いやる気持ちがあったり、社会に貢献したいっていう気持ちがあったりしたなら、それは本当に本当に素晴らしいことじゃないですか。

逆にもし社会とか、学校とか、家庭環境とか、人間関係とか、そういうのがこれを読んでるあなたが前に進むことを阻むなら、それってすごく残念なことだと思うんですよね。

なんで、本気で嫌なことからはサッと逃げて下さい。逃げるが勝ちです。

もし本気で引き篭もりたかったら引き篭もって下さい。
3ヶ月くらい引き篭もってると、割と外出たくなったりします。
それまで気長に待てばいいんです。

海外にフラっと旅に出たかったら、ぱぱっとスカイスキャナー辺りで適当なLCC予約して荷物持ってピューッと飛んじゃいましょう。

国内だったら適当に山陽本線乗れば、まあどっかには行き着くと思います。宿泊は東横インとか、まあ何ならネカフェでも寝られます(オススメはしません)。次の日のパンツと歯ブラシはコンビニで買えます。ついでにコーヒー1杯も100円で買えちゃうわけです。


多分、人生そんなもんです。
僕もそんな感じで生きています。



自分の生きたい人生を生きる。



だから、自分が生きてる実感が湧くんですよね。

まあこれをここまで読んでくれた人も、一緒にぼちぼちやりましょw